名鉄小牧線間内変電所の受電と配電




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懲りずに変電所シリーズです。
過去に紹介した変電所と同じような構造であれば触れる必要がないのですが、これまた新しい発見があったので間内変電所を取り上げていきます。


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今回のポイントとなるのは動力高圧配電線でしょう。
こちらが新パターンでやってきたので注目していただければと思います。

名鉄小牧線の電力事情

間内変電所の話に入る前に小牧線の変電所事情について触れておきます。
名鉄小牧線はかつて犬山駅~上飯田駅を結ぶ路線でした。

 

犬山と名古屋を結ぶ路線ですが本数は20分間隔で単線構造。
ローカル線色の強い路線でしたが、2003年の名古屋市交通局上飯田線の開業で大きく変貌します。

 

 

上飯田駅~小牧駅は全線複線化されて列車の運転本数も最大で7.5分間隔を実施して増大。
列車本数も増大すれば消費電力も大きくなります。
それに伴って開設されたのが今回の間内変電所(2002年開設)です。

出典:鉄道ピクトリアル3月臨時増刊号名古屋鉄道特集

上飯田線開業以前の小牧線は犬山変電所の単独き電でした。
上飯田線開業により間内変電所・平安通変電所が追加されています。
よって現在は

  • 犬山変電所
  • 間内変電所
  • 平安通変電所(上飯田連絡線株式会社)

の3つので小牧線・上飯田線の運用を支えているようです。

名鉄小牧線間内変電所の受電(中部電力側)

先ほども触れましたが名鉄小牧線間内変電所は2002年開設の新しい変電所です。
内部の詳しい構造はわかりませんが、1997年開設の柏森変電所と近い構造といえるかもしれません。

 

大きく違うのは名鉄小牧線間内変電所は架空線受電ということ。
ご覧のように敷地内に鉄塔がありますね。

架空線から受電と言うことで変圧器等は屋外にあります。
ここは地中線受電の柏森変電所と大きく違うところです。
また1回線受電なので石仏変電所の2回線とも違っていました。

 

電線路が3本あるのは三相交流だからです。
三相交流については下の記事で。

鉄塔には名前があるようで名鉄間内線第4号らしいです。
この鉄塔の先は牛山駅横にある鉄塔に接続されていました。
なぜ4号なのかについては不明なのですが、


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このマップによると牛山春日井線から分岐して4つめの鉄塔にあたるようです。
名鉄間内線第4号は自衛隊小牧基地線(正式名称不明)からの分岐となっているものとみられますので、1~3号は欠番となっているかもしれません。

牛山駅横の鉄塔にはなにも書かれていませんでした。
奥に見える鉄塔が名鉄間内線第4号です。

間内変電所が選ばれた理由と受電圧考察

出典:鉄道ピクトリアル3月臨時増刊号名古屋鉄道特集

 

間内変電所の受電圧は鉄道ピクトリアル3月臨時増刊号名古屋鉄道特集による33000Vです。
各務原線の飛行場変電所も33000Vとなっているので、飛行場施設が近くにある場合は33000V受電で良いのかなと思います。

 

名鉄の変電所は大口需要家の近くにできる傾向があります。
形原変電所のような例外もありますが。
変電所設置場所の候補には付近に飛行場があることも入ってくるようです。

名鉄小牧線間内変電所の配電(小牧線側)

続いて小牧線側(配電)を見ていくことにします。
変圧された電気は一度地中に設置された電線路を通って小牧線へと供給されているようです。

 

パッと見た感じは3系統2セットの電気があるように見えます。
2セットあるのは犬山方面と上飯田方面という意味でしょう。

ケーブルを追いかけていくと

  • き電線(一番太い)
  • 信号高圧配電線(2本)
  • 動力高圧配電線(3本)

となっていることが分かりました。
小牧線には高圧配電線が信号と動力の2系統区間があることが判明。

間内変電所はバリアフリーも見越して高圧配電線も給電

さて、ここでも犬山線柏森変電所との比較をします。
柏森変電所は高圧配電線がないき電専用(直流1500V)の変電所でした。

 

しかし、間内変電所は高圧配電線も給電しています。
間内変電所の追加も運転本数増大による措置です。
本来であればき電専用でもよいところでしょう。

 

しかし、実際観察してみると高圧配電線への給電もしています。
これは従来が犬山変電所単独で運営されていたことが理由でしょう。

 

特に小牧駅周辺は地下や高架でバリアフリー化にはエレベーター設置が必須です。
それを加味したら動力高圧配電線も含めた高圧配電線への給電は妥当といえます。



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