名鉄犬山線西春駅の動力高圧線三相交流6600V




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西春駅を通ったらある表示が目に飛び込んできました。


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常時送電中動力6600V昇柱注意

交流6600V送電は空港線でしか行われていないと思っていたので、
不意を突かれたような感じです。

 

まさかこんな身近に動力高圧線があるとは思いませんでした。
ということで今回は西春駅の動力6600Vの話です。

動力高圧線は駅へ電気供給する

一般家庭において主流となっているのが単相交流100Vです。
その他に工作機械が必要な町工場や大型冷蔵庫が必要な商店など
動力電源が必要な場合はこれとは別に200Vの電気を引き込みます。

VVVFインバーターは直流電気を三相交流に変換してモーターを回します。
モーターを回すには三相交流が適切なのです。
ということもあって200Vは三相交流で引き込まれます。

 

 

この前提を踏まえて名鉄では2種類の配電線を用意していて

  • 信号高圧線…交流3300V
  • 動力高圧線…交流6600V

このあたりの詳しい話が鉄道ピクトリアル2009年3月臨時増刊号【特集】名古屋鉄道
に書かれているわけですが何相なのかまではありません。
電線路を観察してみると

  • 信号高圧線…単相交流3300V
  • 動力高圧線…三相交流6600V

といえそうです。
このうち動力高圧線は主に駅の電力に使われているようです。

鉄道ピクトリアル2009年3月臨時増刊号【特集】名古屋鉄道 P72

もちろん交流6600Vがそのまま使われるのではなく、
上で紹介したように三相交流200Vへ変換されて使われます。

最近の駅はバリアフリーでエレベーターやエスカレーターを設置するのが普通です。
そのため専用の動力高圧線が必要になってきたのでしょう。
ちなみに照明も200Vのようなので200Vの照明器具を使っているようです。

ただ、石仏変電所を確認すると交流6600Vの電線路はありません。
そのため空港線のように新規路線でしかつかわれていないモノと思っていました。
しかし、それが西春駅にあったわけです。

西春駅の動力高圧線6600Vの配線

西春駅から名古屋方面を見るとビーム櫓が右側にあることが確認できます。
そして左側にも3本の電線路がありますね。
どうやらこれが動力高圧線のようです。

 

動力高圧線は枇杷島変電所まで続いていたので、
枇杷島分岐~西春駅まで動力高圧線が整備されていると言えます。

 

上小田井駅開業および鶴舞線直通開始にあたり高架化されて
西春駅も鶴舞線の本数増による待避線の設置など工事がなされたので、
そのついでにやったのでしょう。

 

動力高圧線は変圧器らしきものへ分岐する系統と犬山方面へ進む系統に分かれます。

西春駅では上り線ホームと下り線ホーム両方にエスカレーターとエレベーターを設置します。
こちらは上り線ホームの電源になっているのではないかと見ています。

犬山方面へ向かった動力高圧線はすぐに終端となっており、ここからビームを伝って犬山方面ホームに向かって伸びていました。


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動力高圧線をたどっていくと下り線側ホーム横にある変圧器に接続されていました。
そして変圧器を通した電気は地中へと潜っていきます。
ちなみに現状ではここが動力高圧線の終端となっているようです。

 

西春駅から犬山方面は信号高圧線のみとなっていました。
地下鉄鶴舞線との相互直通を開始するにあたって設備強化をしたのが理由でしょう。
(上小田井駅は急行通過駅だったので西春で緩急接続するため待避線追加)

信号高圧線3300Vはどうなる?

では、その信号高圧線はどうなっているのか?
信号高圧線は犬山方面待避線の1番線の上を通るように張られています。

先ほどの変圧器の画像ですが、赤丸の2本が信号高圧線です。
信号高圧線はここからより線になって下へ向かっていました。

 

下へ向かう線は3本ありますが、一番右の1本は接続先がないダミーです。
この1本については後で触れます。

橋上駅車の下をくぐって犬山方面へ伸びていきます。

橋上駅車をくぐった先で3本線は2本線になっています。
こちらも1本は接続先がないダミーです。

ホーム端少し手前で分岐して変圧器らしきものと接続。
こちらの変圧器は踏切付近で見かけるタイプです。
西春駅構内の信号高圧線の配線はこんな感じでした。

追記==========================

より線が動力高圧配電線で実用化されている例。

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三相交流6600V変更の準備工事?

2本できた高圧線が3本に増えて西春駅構内を通過しています。
これは何なのか?
予想なのですが、三相交流6600Vにする準備工事でないかとみています。

 

大手私鉄(たぶん関東中心)では三相交流6600Vが2回線用意して二重化しているようです。
将来的にそれを目指しているのではないかと思います。

 

そうなると変電所も改修が必要になりますし、
踏切等の変圧器も三相交流対応のものにしなくてはいけません。
コストがものすごくかかりそうなので実現する日は来るのでしょうか?

三相交流から単相交流を取り出すことは簡単にできそうです。
変圧器は6600Vものにすべて取り替える必要がありますが。

 



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