金沢八景からシーサイドライン乗り換えついでに電化設備を観察




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金沢八景駅からは新交通システムのシーサイドラインに
乗り換えます。
青春18きっぷ夏の陣第1回目でも触れたと思いますが、
新交通システムの面白さに気づいたので乗ることにしました。


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完全未乗で乗りつぶしでいずれは乗らないといけなかった場所、
新交通システムに目覚めたのも何かの巡り合わせのような
気がしてなりません。

横浜シーサイドライン

横浜シーサイドライン

金沢八景駅は乗換駅ですが直結はしておらず若干離れた
位置に駅があります。
そのため外に出て移動しなくてはなりません。
しかし、現在シーサイドライン延伸の工事が進められており
150mほど移動して将来的に乗り換えが便利になるようです。

シーサイドライン 金沢八景駅

シーサイドラインの金沢八景駅はごらんのように
1面1線の棒駅です。
京急逗子線の新逗子駅と同じ構造となっています。
すぐ下は道路、限られたスペースを使って作られているように
見えますのでこのようになったのでしょう。

 

延伸時の新駅は広い土地が確保されています。
イメージ画像を見ると1面2線となっているので臨時列車の
増発もしやすくなるのではないでしょうか。

 

しかし、現状がこのような状態なのでしばらくは
1面1線のみで運用して旧ホームを解体したあとに
新線を敷設して完成となるとみています。
新駅の供用開始と完成はズレるのではないでしょうか。

シーサイドライン軌道の観察(電化設備)

シーサイドライン 直流 電車線
シーサイドライン軌道

六甲ライナー 軌道
六甲ライナー軌道

出発待ちをしている間に軌道の観察をしていきます。
パッと見た感じは前回紹介している六甲ライナーと同じですが
決定的に違う場所があります。
さて、どこでしょうか?

シーサイドライン 直流 電車線

答えはここです。
これは一般的な鉄道で言う架線(電車線)にあたり電気が流れている場所。


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六甲ライナーではこの電車線が3本でしたが、
シーサイドラインでは2本なんですね。
なぜ2本なのかというと、シーサイドラインは直流750Vだからです。

 

電気は必ず回路を組まなくては流れません。
そのため常にプラスの電気の電線とマイナスの電気の電線が
存在しています。

 

六甲ライナーは三相交流600Vを採用しており、
3本の電車線が周期的にプラスとマイナスが入れ替わり回路を
形成することができます。

 

しかし、直流では常に電気の流れる方向は一定であり、
プラスとマイナスを1本ずつ用意するだけで良いです。
ということで三相交流とは違い2本で足ります。

 

一般的な鉄輪の鉄道ではマイナスの電気は線路を介して
変電所に戻りますが、
新交通システムではゴムタイヤを採用しているので電気を
流すことができず別途マイナス線を必要とします。

 

鉄道模型の線路は片側はプラスでもう片側はマイナスの
電気が流れるようになっています。
それが横向きでくっついているイメージです。

三相交流の補足

上で触れた「3本の電車線が周期的にプラスとマイナスが入れ替わり」
の部分をもう少し詳しく触れておきます。

 

交流電気は常にプラスとマイナスが周期的に変化しています。
三相交流では位相差が120°ある3つの電気が重なって
構成されている電気です。
(360°÷3=120°)

548px-3_phase_AC_waveform.svg
出典:三相交流 – Wikipedia

波形を見るとお分かりかと思いますが、
プラスだけに偏るとかマイナスだけに偏るという
ことはありません。

90°の位置を見ると

  • Phase1=+1.0
  • Phase2=-0.5
  • Phase3=-0.5

で3つを合計するとゼロとなり回路が成立しています。
このように3本の線がプラスとマイナスを半々で担っています。

なぜ直流を採用したのか?

日本の新交通システムは三相交流を採用するケースが
多く見られます。
直流電化しているのは数少ないのが現状です。
ではなぜシーサイドラインは直流750Vを採用したのか?

 

公式サイトで出資割合を見てみると

  • 京浜急行
  • 西武鉄道

と言う名前が見られます。
大手電鉄系です。

 

西武鉄道は新交通システム山口線(レオライナー)
保有しているのは周知の通り。
それが大きく関係しているものと思われます。

 

かつて存在した桃花台線ピーチライナーも直流750Vでした。
名古屋鉄道が株を保有していました。
広島のアストラムラインも直流750Vで、
こちらの株主を見ると広島電鉄がいます。

 

このように技術支援が鉄道事業者になると
直流が採用されるのではないでしょうか。
ウィキペディアには

  • 総延長が長い→直流が有利
  • 総延長が短い→交流が有利

とありますが、山万ユーカリが丘線は直流ですし、
ゆりかもめは交流です。
新交通システムでは山万を除いて第三セクター。
現場職員は他の鉄道事業者から出向しているケースもある
ので出資元の関係が濃厚だと考えています。

→2016年08月14日の全行程はこちらへ



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