神戸新交通ポートライナーは両側案内軌条が特徴




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神戸新交通ポートアイランド線ポートライナーは
1981年に開業した日本で最初の新交通システムです。
ゴムタイヤ式の新交通システムの歴史はここから
スタートしました。
ということもあって試作的な要素が見られるのが特徴です。
今回はその取材も兼ねていましたので触れていきます。


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分岐案内軌条に特徴があるポートライナー

ポートライナー 両側案内

ポートライナーは神戸空港へ至る本線と北埠頭を経て中公園へ
至る支線の2系統の運転をしています。
その分岐駅が市民広場駅ですから転轍機が設置されています。
ポートライナーは転轍機が他の新交通システムとことなる
特徴があるわけです。

 

上の画像は神戸空港方面が進行となっている状態です。
これが北埠頭方面が進行になると

ポートライナー 両側案内

このように本線方面の案内軌条が下がり
北埠頭方面の案内軌条が上がります。
ポートライナーは側方案内式と言って、
車両側面に案内輪が搭載されていて、この案内輪によって進む方式です。

  • ユーカリが丘線
  • 桃花台線(ピーチライナー)【廃止】

を除けばすべてこの側方案内となっています。

分岐輪を持たないポートライナー

六甲ライナー 分岐器

最初に乗車した六甲ライナーの転轍機と比較してみましょう。
画像の状態は分岐方向が進行となっている状態です。
入線してきたときのママの状態となっています。
見ての通りですが案内軌条は路盤に埋まっていません。

六甲ライナー 側方案内

車両側

現在主流となっている案内方式は側方案内というもので
案内輪が片方だけ接触した状態で進路変更を行います。
分岐をするときは案内輪の下にある分岐輪でステアリングします。

 

 

2つの案内輪を使い分けて進路を決定する方式です。
それに対してポートライナーは分岐輪がありません。

ポートライナー 両側案内


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案内輪が進行方向の決定まで行っているのです。
そのため側方案内とは区別して両側案内と言われることがあります。
この方式を採用しているのはポートライナーのみです…
と言いたいところですが

名古屋ガイドウェイバスゆとりーとラインも分岐輪を持ちません。
なのでこちらも両側案内と区別しても良いかもしれませんが、
こちらはハンドルの付いたバスですから微妙ではあります。

ニュートラムでは別方式に

ニュートラム 側方案内

神戸新交通ポートライナーの開業の1ヶ月後に開業したのが
大阪市交通局南港ポートタウン線ニュートラムです。
こちらは六甲ライナーと同じく側方案内となっています。

 

同時期で開業した2つの新交通システムですが微妙な違いを見せています。
なぜこのように違いが出たのかは定かではありません。
しかし、主流となったのはニュートラムの方式で、
ポートライナーの両側案内は唯一の存在となりました。

 

これは憶測でしかありませんが、
構造が側方案内の方が単純だということがあるでしょう。

ポートライナー 両側案内

両側案内は見ての通り大がかりな装置です。

六甲ライナー 分岐器

側方案内は他の鉄道と同様にノーズを稼働させるだけで
分岐方向へ案内できます。
理由としてはそんなところでしょうか。

 

ポートライナーは2016年3月の改正で快速運転が終了しました。
新交通システムで唯一の通過運転をしていましたが、
その特徴も今はありません。

 

しかし、ポートライナーにはここで紹介したような
面白い構造をしています。
もしこれからポートライナーを乗りつぶすという場合は
これらの構造にも注目してみてはどうでしょうか。

→2016年07月23日の全行程はこちらへ



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