名古屋から京都までJRで行くなら乗車券分割が安い


乗車券分割 名古屋 京都


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名古屋から京都へ行くには様々な方法があります。
当ブログでも過去に近鉄を使った方法を紹介しました。
あれは大回り乗車も含めているので参考にならないかも
しれませんが、JR新幹線・在来線、近鉄、バスと充実しています。
今回はJRで行く安い方法の紹介です。


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この方法は所要時間がかかるのでおすすめルートではありません。
安く行けるならどんなルートでも構わないという人向けの記事です。

東海道本線経由より関西本線経由が安い

名古屋から京都へ行くとするとJRなら東海道本線をひたすら大阪方面へ
向かっていくことになります。
この経路が一番早いですから青春18きっぷを使うならこの経路が
一番よいです。

 

しかし、普通運賃で京都を目指す場合は東海道本線経由よりも
関西本線、草津線経由の方が安くすることができます。
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WS000014
2015年1月現在(るるぶ.com交通・経路検索)
2つを比べると分かると思いますが、
名古屋→京都でも経由地を変えると運賃も変わります。
上の画像では320円の差がでています。

 

ただし、今回はこれが本題ではありません。
2,270円という運賃をさらに安くする方法があります。
それが乗車券分割です。

 

関西本線経由で乗車券分割

乗車券は目的地まで正しく購入しましょうというのが
基本的なことですが、必ずしも1枚の切符で出す必要はありません。
分割で購入すると安くなることが実際にあります。

 

乗車券分割 名古屋 京都
こちらが乗車券分割をして発行したものです。
名古屋から京都まで4つの乗車券に分割しています。
金額を全て合計すると2,170円になります。
100円安くすることができるのです。

 

なぜ安くなるのかはJRの運賃体系にあります。

JRの運賃は10kmまでは3km刻み、11~50kmは5km刻み、
51~100kmは10km刻み、101~600kmは20km刻みと
長距離になればなるほど上がり幅が広がります。

 

次の例を参考にしてもらうとわかりやすいと思います。
京都までの乗車券を購入していますがまずは瀬田駅の例を
紹介してから京都の説明に入ります。

 

名古屋→瀬田の関西本線、草津線経由の距離は121.8kmです。
JRでは100kmを超えると運賃の上がり幅が20km単位になります。

 

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これは名古屋から関西本線、草津線経由で南草津までの運賃です。
距離は119.1kmになります。

 

WS000015
その隣の駅の瀬田駅までの運賃は2,270円になります。
距離は121.8kmです。
120kmは20の倍数ですから運賃が120kmを超えた時点で切り替わります。


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WS000018
京都駅までの運賃は2,270円なのは距離が138.8kmであり140kmを
超えていないからです。

 

WS000017
隣の駅の西大路駅は141.3kmですから運賃が上がります。
(画像はYahoo!経路検索利用)

 

この例から見ても名古屋から瀬田へ行く人と京都へ行く人は
まったく同じ運賃を必要とします。
京都と瀬田の距離の差は17kmもあります。
しかし同一運賃なのです。

 

運賃体系上、しかたがないことなのですが、
ここで力を発揮するのが乗車券の分割なのです。
上でも紹介したように近距離の切符は刻み距離が短いため
より細かい距離での計算ができるようになります。

 

名古屋→瀬田を4つの区間で分割した場合は

  • 名古屋→四日市(37.2km→40km)
  • 四日市→加佐登(13.7km→15km)
  • 加佐登→関(14.7km→15km)
  • 関→瀬田(56.2km→60km)

 

各区間の運賃の境界を関→瀬田は10kmで他は5kmです。
境界距離を合計すると
40km+15km+15km+60km=130kmとなります。
1枚で出す場合は140kmまでの切符になりますが、
分割をすることで121.8kmに近い切符を作ることが可能になります。
ちなみに名古屋→瀬田の場合は4分割で350円安くできます。

 

同じように京都でやってみると

  • 名古屋→四日市(37.2km→40km)
  • 四日市→井田川(18.1km→20km)
  • 井田川→柘植(24.6km→25km)
  • 柘植→京都(58.9km→60km)

 

40km+20km+25km+60km=145km
結果的に140kmを越えてしまいました。

 

しかし、実際の運賃は分割した時のほうが100円安い結果になっています。
乗車券分割で安くなるのは距離だけの問題ではないのです。
京都までで安くなった理由は特定区間運賃が関係しているため。

 

特定区間運賃は都市圏ではJRと競合する私鉄が存在する場合、
通常運賃より安く設定されていることがあります。
関西本線では名古屋~四日市は近鉄と競合するため特定区間運賃の
設定があるのです。

 

37.2kmは36~40kmの運賃が適用されるため本来は670円ですが
特例が適用されて470円となり京都でも100円安くなる結果になりました。
この特例がなければ2,370円で100円高いことになるでしょう。

 

特定区間運賃は区間内で完結していることが条件で
1駅でも区間外に出れば特例は適用されません。

 

四日市までは470円ですが隣の南四日市駅までは760円で
運賃の大幅上昇があります。
名古屋→四日市、四日市→南四日市と分割したほうが100円
安くなるので特定区間運賃の割引の大きさは乗車券分割に
大きな影響を与えます。

 

長々と説明をしてきましたが押さえるところは2つ。
目的地までの距離と次の運賃上昇の距離までが大きく離れている
特定区間運賃適応区間が含まれている
この2つの条件どちらかを満たすと乗車券分割で安くなる
可能性が出てきます。

 

どこで分割したらよいかというのは簡単に出せるものでは
ありません。
そのため私はこちらのサイトを活用しています。
こちらを使えば自分の希望する分割回数をしていすると
直ぐに結果を出してくれるのでとても便利です。

 

注意点

名古屋→京都のJR運賃を安くすることができる乗車券分割ですが
注意点もあります。

事前の下調べ必須

みどりの窓口に行って「分割で出してください」と言っても
相手にしてもらえないでしょう。
そのためあらかじめ分割区間を調べておく必要があります。

 

私も実際に4分割で購入していますが
特に疑われること無く普通に出してくれました。
新人職員や小さな駅の窓口でなければ普通に出してくれると思います。

一度に購入する

分割購入するというのは浸透しているので問題無いとは思いますが
購入の仕方によっては不正乗車と疑われるケースが出てくると
考えられます。

 

乗車券分割をするときは分けて購入するのではなく
一度に購入するようにしたほうが安全です。
目的地まで連続している乗車券を出すということを訴えたほうが
スムーズにことが運びます。

 

途中下車ができない

100kmを超える乗車券は途中下車が可能となり2日以上有効になります。
しかし、乗車券分割は短距離切符を組み合わせるため途中下車は
できません。

 

今回の例では四日市、井田川、柘植の3駅で分割しているので
これらの駅では下車できますが他の駅ではできません。

最後に

乗車券の分割について紹介してきました。
名古屋→京都の例で紹介をしてきましたが、
この区間を乗車券分割をしてまでする必要はないかなと思います。
とはいえ、関西本線経由は関西本線の空気を感じながら進めますから
たまには気分転換にこちらの経路を選ぶのもよいでしょう。
加太越えはおすすめです。

 

ちなみに、名古屋→京都なら金券ショップで購入すると
東海道本線経由でも安く行くことができます。
200円くらいの差であればこちらを選ぶほうが懸命ですねw



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